2010年01月27日

東京ディズニーリゾートへ行こう!

来園リピート率97%以上。
東京ディズニーランドに来ている人のほとんどが、
2回以上来園している人たちなのです。

この驚異の数字は、何を表わしているのでしょうか。

キャラクターがかわいい、アトラクションが面白い、
物語がある……。
それだけではこの数字は存在しません。

一歩足を踏み入れると、その秘密はすぐにわかります。
まったくの別世界、
異空間にいるような気持ちになります。

そんな演出のために、
とんでもなく細かなところに
気配りしていることに注目してください。

まず一番のすごさは、
「パーク内から外がまったく見えない」
ように作られていること。

これは、現実世界を見せないためのものです。
ビルや看板が見えないのです。
約14万6千坪の密室を作ってしまったのです。
これで、別世界を思う存分に楽しむことができます。

次に、「待つことが楽しい」
と思わせる仕掛けがあることです。

アトラクションに乗るために
1時間以上待つことがあります。
しかし、それがあまり苦痛ではありません。
さまざまな工夫があるからです。

待つための長い通路が作られ、
そこでは趣向を凝らした展示物を見せたり、
これから体験するアトラクションの
前振りのような映像をモニタで見せていたりします。

また、通路の途中には水飲み場が用意されていますが、
長い時間待って喉が渇いている人にはうれしいことです。

ここでぜひ見て欲しいのは、
この水飲み場がつねにペアであることです。

高さを変えてあり、1つは小さな子ども用、
もう1つは大人用となっています。
つまり、親子でいっしょに飲めるのです。

しかも、水の出る方向がどちらも外側を向いており、
お互いに見つめ合いながら飲むことになるのです。
親子のふれあいを演出してくれています。

さらに、「家族みんながいっしょに楽しめる」
ような気配りもあります。

さまざまなアトラクションで、
家族が並んで乗れるように案内してくれることです。
できる限り、知らない人との相乗りをさせず、
“家族みんないっしょ”となるようにしてくれます。

席が空いている場合にも、そこには乗せず、
次まで待ってもらいます。
次の人も家族・仲間といっしょになりたいので、
文句は言いません。

まだまだありますが、最後に1つだけ。

広いパーク内を歩きまわると
かなり疲れるだろうと思いますが、
それがさほど「疲れません」。

人の疲れはだいたい足から来ます。
しかし、ランド内の地面には、
歩く時のショックを吸収する特殊な加工を施しています。

他の遊園地では、
コンクリートやアスファルトになっているので、
すぐに疲れます。

疲れなければ、早く帰りたいとは思いません。

どうでしょうか。ほんの少し紹介しただけですが、
ディズニーリゾートの
心配りのすごさがわかると思います。

まちづくり・村おこしで、
これをマネしろといっているのではありません。
この精神を見習って欲しいのです。

ぜひ、行ってみると良いでしょう。
たかがキャラクターの遊園地ではないことがわかります。


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2010年01月24日

有名人の銅像を建てるな。

市町村役場や商店会は、
すぐに有名人の銅像を建てたがります。

ドラマの夢千代日記が流行れば、
吉永小百合の銅像を建てます。
おしんが流行れば……。地元出身の芸能人や作家……。

ハッキリ言って、お金と労力のムダ遣いです。
その人物が“旬”の時は良いでしょう。
しかし、ドラマはすぐに終ってしまうし、
有名人だって、いつ消えてしまうかわかりません。

第一、そんな銅像を見るために
誰がわざわざ足を運ぶのでしょう。
いても、せいぜいドラマのオンエア中だけです。

あなたはそんな銅像を見たいと
思ったことはあるでしょうか?

………でしょ!銅像をじっくり眺めて、
「いやあ、この銅像はすばらしい!」などと
言っている観光客を見たことはありません。

よく地方の道路を車で走っていると、
「NHKドラマ○○○の舞台」とか「○○○ロケ地」、
「○○の出身地」などという看板が、
サビたり、汚れたりして、
情けない姿で立っているのを見かけます。

そんなものは誰も見ないし、
誰もがもう忘れていることなのです。
“旬”を過ぎてしまえば、
なんの『力』も持たなくなります。

よって、ドラマの舞台になったとか、
ロケをしたということを「まちづくり・村おこし」に
利用するのは避けた方が良いということになります。

利用するなら、一過性のイベントとして盛大にやって、
パッと散らせる方がムダもなく効果的です。

しかし、田舎の人にはわかりません。
テレビに映るとか、一時的に有名になるということが、
ものすごいことのように思ってしまうのです。

これを利用しない手はないと安易に考えてしまいます。
そんなことで成功した「まちづくり・村おこし」は
見たことも聞いたこともありません。

あっても、一時的なもので、
何年もできるものではありません。

成功する手法とは、もっと泥臭く、地道なものです。
飽きることなく継続できるものでなくてはなりません。


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2010年01月23日

“○○体験”の値段は、どうすれば?

全国のグリーンツーリズムの体験やイベントの概略が
紹介されている冊子を見ていると、
面白い体験メニューが増えてきたことと、
民宿・ペンションが、
「体験型」になってきていることがわかります。

いろんな地方で、
さまざまな取り組みが進んでいることは、
非常にいいことです。

その分、競争が激しくなり、
他とは違うメニューを考えなければならないのですが。

のんびり、うだうだ、
ボッーとしている場合ではありません。
計画があるなら、
いち早く行動に移さなければいけません。

しかも、他とは違うメニューで。
どこかであったなあ、とすぐに思いつくようなものでは、
人は来てくれません。

もうひとつ、気になったことがあります。
○○体験の参加費・体験料です。

どうしてこんなに高いんだと思うところと、
これは安い、行ってみたいと思うところがあることです。
つまり、同じような体験なのに、
値段に差があり過ぎるのです。

たとえば、和歌山県の田植え体験は「3000円」。
同じ田植えを徳島県でやると
「1000円(お弁当付)」。

わら草履づくりは、
前者「1800円」に対し、後者「800円」。

この違いは何でしょう?
実施している組織の違いや宿泊が絡んだりするので、
差が出ているようです。
これは仕方のない部分もありますが、
あまりにも差があり過ぎです。

前者は、それだけで“儲けよう”という
気持ちが見えているような気がします。

確かにグリーンツーリズムは、
「ビジネス」として考えなければならないのですが、
それだけで収益を出そうとせず、
他の付加価値部分で儲けるべきです。

あくまで人に来ていただくための手段・宣伝費として、
もう少し安くすべきです。

これに対して徳島の体験は、
宿泊施設が実施しているのですが、
宿泊客に限定しているわけではありません。

宿泊する人で収益を上げる+体験メニューで
宣伝しているのです。

体験の料金は、
「赤字にならない程度で、できるだけ安く」が理想です。
儲けようとせず、
手間賃が出れば良いくらいに考えましょう。

その場で、農作物や工芸品を売ったり、
温泉に入ってもらったり、宿泊してもらったりすれば、
儲けは出るはずです。

付加価値のビジネスを考えれば良いのです。
体験が安ければ、人は来ます。
人が来れば、宣伝をしなくても
モノ・サービスは売れます。
つまり、儲かるのです。


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