2010年01月30日

ブランドを創る。

まちづくり・村おこしで取り組みやすいのは、
やはり特産品づくりでしょう。
それは簡単だという意味ではなく、
当たればデカいということです。

地域の知名度も上がり、お金が落とされ、
雇用機会も増えます。
なかなか難しいことですが、
取り組む価値は大きいのです。

牛肉といえば松坂、黒ぶたは鹿児島、
タコ焼きは大阪、カステラは長崎、みかんは愛媛……
というように、
すぐに地名が出てくるような特産品となれば、
大きなブランドだと言えます。

そこまでいかなくとも、
こんにゃくの里、ゆずの里、たけのこの里など、
その地方で比較的多く作られるものを
ブランドとして育てることができれば、
それも大きな力となります。

ブランドを創るには、
ファッションブランドを立ち上げるのと同じように、
基本となるコンセプトやネーミング、
お店、販路にいたるまで、
きめ細かな項目を決めていかなければなりません。

その商品は、買った人にどんなメリットがあるのか。
ただ美味しいとか、便利だとかではなく、
どんな場面でどんな使い方をしてもらいたいのかを
イメージすることも大切です。

また、名前によって買われ方が
大きく違ってくることも忘れてはなりません。

たとえば、「リンゴジャム」というより、
『○○村の紅玉ジャム』とした方が、
お客さまは興味を示します。

販路については、
既存の土産物屋に置いてほしいと頼んだ場合、
何も考えずに適当なところに置かれるより、
販売什器を独自でデザインし、
専用のコーナーを作ってもらう方が注目度が増します。

さらに、専門店を自前で出すことも考えられます。

別の販路として、流通にのせる時には、
農協や卸会社などに頼ることは危険です。
儲けることばかりを考えて、
商品のイメージを大切に考えてはくれないからです。

また、外国産ぶたを国産だと偽ったり、
中国産椎茸を国産だと言ったり、
汚いことをする可能性もあります。

こんなところに任せては、
せっかく創り上げたブランドの力が衰えてしまいます。
極端な場合、ブランドが消滅しかねないのです。

少し前にも、使ってはいけないホルマリンを
使ったフグを堂々と出荷していました。

いくら害はないとは言え、こんなことをしては、
消費者はこのブランドを信用しなくなります。
大失敗です。

目先のお金のために、
ブランドの力を落としてしまったのです。
こういうことをなくすためにも、
そのブランドのファンとしても、
消費者はこんな行為を許してはならないのです。

生産する側としても、
将来を考えて出荷をやめるべきでした。

ブランドを創り、育てるためには、
誠心誠意取り組まなくてはなりません。
それが、信用づくりであり、特産品づくりなのです。


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posted by 佐藤きよあき at 00:00| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

東京ディズニーリゾートへ行こう!

来園リピート率97%以上。
東京ディズニーランドに来ている人のほとんどが、
2回以上来園している人たちなのです。

この驚異の数字は、何を表わしているのでしょうか。

キャラクターがかわいい、アトラクションが面白い、
物語がある……。
それだけではこの数字は存在しません。

一歩足を踏み入れると、その秘密はすぐにわかります。
まったくの別世界、
異空間にいるような気持ちになります。

そんな演出のために、
とんでもなく細かなところに
気配りしていることに注目してください。

まず一番のすごさは、
「パーク内から外がまったく見えない」
ように作られていること。

これは、現実世界を見せないためのものです。
ビルや看板が見えないのです。
約14万6千坪の密室を作ってしまったのです。
これで、別世界を思う存分に楽しむことができます。

次に、「待つことが楽しい」
と思わせる仕掛けがあることです。

アトラクションに乗るために
1時間以上待つことがあります。
しかし、それがあまり苦痛ではありません。
さまざまな工夫があるからです。

待つための長い通路が作られ、
そこでは趣向を凝らした展示物を見せたり、
これから体験するアトラクションの
前振りのような映像をモニタで見せていたりします。

また、通路の途中には水飲み場が用意されていますが、
長い時間待って喉が渇いている人にはうれしいことです。

ここでぜひ見て欲しいのは、
この水飲み場がつねにペアであることです。

高さを変えてあり、1つは小さな子ども用、
もう1つは大人用となっています。
つまり、親子でいっしょに飲めるのです。

しかも、水の出る方向がどちらも外側を向いており、
お互いに見つめ合いながら飲むことになるのです。
親子のふれあいを演出してくれています。

さらに、「家族みんながいっしょに楽しめる」
ような気配りもあります。

さまざまなアトラクションで、
家族が並んで乗れるように案内してくれることです。
できる限り、知らない人との相乗りをさせず、
“家族みんないっしょ”となるようにしてくれます。

席が空いている場合にも、そこには乗せず、
次まで待ってもらいます。
次の人も家族・仲間といっしょになりたいので、
文句は言いません。

まだまだありますが、最後に1つだけ。

広いパーク内を歩きまわると
かなり疲れるだろうと思いますが、
それがさほど「疲れません」。

人の疲れはだいたい足から来ます。
しかし、ランド内の地面には、
歩く時のショックを吸収する特殊な加工を施しています。

他の遊園地では、
コンクリートやアスファルトになっているので、
すぐに疲れます。

疲れなければ、早く帰りたいとは思いません。

どうでしょうか。ほんの少し紹介しただけですが、
ディズニーリゾートの
心配りのすごさがわかると思います。

まちづくり・村おこしで、
これをマネしろといっているのではありません。
この精神を見習って欲しいのです。

ぜひ、行ってみると良いでしょう。
たかがキャラクターの遊園地ではないことがわかります。


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posted by 佐藤きよあき at 00:00| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

有名人の銅像を建てるな。

市町村役場や商店会は、
すぐに有名人の銅像を建てたがります。

ドラマの夢千代日記が流行れば、
吉永小百合の銅像を建てます。
おしんが流行れば……。地元出身の芸能人や作家……。

ハッキリ言って、お金と労力のムダ遣いです。
その人物が“旬”の時は良いでしょう。
しかし、ドラマはすぐに終ってしまうし、
有名人だって、いつ消えてしまうかわかりません。

第一、そんな銅像を見るために
誰がわざわざ足を運ぶのでしょう。
いても、せいぜいドラマのオンエア中だけです。

あなたはそんな銅像を見たいと
思ったことはあるでしょうか?

………でしょ!銅像をじっくり眺めて、
「いやあ、この銅像はすばらしい!」などと
言っている観光客を見たことはありません。

よく地方の道路を車で走っていると、
「NHKドラマ○○○の舞台」とか「○○○ロケ地」、
「○○の出身地」などという看板が、
サビたり、汚れたりして、
情けない姿で立っているのを見かけます。

そんなものは誰も見ないし、
誰もがもう忘れていることなのです。
“旬”を過ぎてしまえば、
なんの『力』も持たなくなります。

よって、ドラマの舞台になったとか、
ロケをしたということを「まちづくり・村おこし」に
利用するのは避けた方が良いということになります。

利用するなら、一過性のイベントとして盛大にやって、
パッと散らせる方がムダもなく効果的です。

しかし、田舎の人にはわかりません。
テレビに映るとか、一時的に有名になるということが、
ものすごいことのように思ってしまうのです。

これを利用しない手はないと安易に考えてしまいます。
そんなことで成功した「まちづくり・村おこし」は
見たことも聞いたこともありません。

あっても、一時的なもので、
何年もできるものではありません。

成功する手法とは、もっと泥臭く、地道なものです。
飽きることなく継続できるものでなくてはなりません。


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