2009年12月28日

特産品は、“値ごろ感”で広める。

私の町には、「ホロホロ鳥」がいます。
全国3位の出荷量だと言いますが、
飼育者は2軒しかいません。

どういうことかというと、需要が少ないということです。
濃い味わいの地鶏といった感じで美味しいのですが、
出荷量は伸びません。

価格が高すぎるのです。
高級和牛ほどの価格ですが、
そこまで払って食べようと思うほどの味ではありません。

「美味しいけど、高“すぎる”」と
消費者が感じてしまうのです。

特に食べ物に対しては人間の欲求が強いので、
“これだけ払っても価値がある”と判断したモノには、
高くてもお金を遣うのです。

つまり、『値ごろ感』です。
ホロホロ鳥には、それがありません。

名古屋コーチンを知らない人はいないでしょうが、
こちらは全国に知れわたり、
高い価格でも売れています。
それだけの価値があるからです。

烏骨鶏の玉子は、1個500円です。
スーパーで売っている玉子は、
10円から、高くても30〜40円。この差は何でしょう。

美味しい上に、数が少ないゆえの価格なのです。

他にも、房総地鶏や高知の土佐ジロー、
徳島の阿波尾鶏といった地鶏がたくさんありますが、
美味しさと値ごろ感で、地域おこしにも貢献しています。
徐々に全国にも広がりつつあります。

安ければ良いというものでもありません。
「そこそこ」の価格というのが大切なのです。

これは私の考えですが、特産品というのは、
特に食べ物は、地元の人が
日常でも気軽に食べられるようでなければならない
と思っています。

地元の人があまり食べないモノを
“この地方の名物です”というのは、
説得力がないのではないでしょうか。

松坂牛でも、他の地方へ出れば超高級品ですが、
地元ならそれほどでもないのです。
下関のフグもそうです。
北海道でジンギスカンを食べるととても安い。

地元の人がその美味しさを知らずに、
どうやって全国の人に奨めるのでしょう。

新しい特産品を創ったなら、まず地元で広めることです。
すると、改善点もわかるし、販売方法も見えて来ます。
地元の人に協力してもらう、
という感じがいいのではないでしょうか。


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posted by 佐藤きよあき at 00:00| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする