2009年11月19日

“食欲”を満たしてあげると、永遠に人はやって来る。

食の博覧会、フードフェア、物産展、駅弁大会……。
これらはいつも満員御礼。
「食」をテーマにしたイベントは、
何度繰り返しても、人々はたくさんやって来ます。

それは、人間の基本的欲求だからです。

物欲を満たしてあげても、それは一度きりのことです。
生きている限り、食欲は永遠です。
美味しいモノ、食べたことのないモノへの欲求は、
とどまるところを知りません。
これを満たしてあげれば、人々がやって来るのです。

簡単なことです。
美味しいモノを作るのは容易ではありませんが、
食べたことのないモノは、まわりに必ずあるはずです。

それは、郷土料理・家庭料理です。
その地方で昔から食べられている、
ごくありきたりの料理で良いのです。
都会の人にとってはすごく珍しいモノであり、
興味あるモノなのです。

「都会の人は、もっとハイカラなものでないとダメだ」
と思っている人は、いまだにいるのです。

グリーン・ツーリズムが広がっている現在でさえ、
こうした“ハイカラ”などという
古い認識の人が結構います。

それは、田舎の食堂・レストラン
メニューを見てもわかることです。

ハンバーグ定食」「とんかつ定食」「海老フライ定食」
などがメインとなっています。
あとは、うどん・そば、丼物、カレーライス、
焼きそば、と続きます。

せっかく田舎に遊びに来て、
そんなものを食べたくはありません。
せめて2、3品、田舎を味わえるメニューが
欲しいところです。

『今』を認識している人は、農家レストランを開いて、
素朴な料理で来訪者の心を和ませています。

極端なことをいえば、
そこそこの味でしかなかったとしても、
都会の人には、珍しいモノを食べた
という満足感が生まれるのです。

また、田舎の雰囲気を出してあげれば、
美味しく感じるものです。

地元の産品でも家庭料理でも、
“こんなモノは喜ばれない”などと勝手に思い込まず、
まずはアピールしてみれば良いのです。

都会の人を招いて、意見を聞いてみるのも良いでしょう。
思わぬモノが、まちづくり・村おこしの
テーマとなるかもしれません。

食べるモノのあるまち・村は、必ず成功します。


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posted by 佐藤きよあき at 14:13| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

長く滞在してもらうには、宿泊費がカギ。

私の町では、ある年1年間、
月1回のペースで宿泊体験を実施しました。
が、結果は散々なもの。

しかし、たまに1日体験を実施すると、
なかなか好評となります。

これは、あきらかに宿泊費の問題です。

不景気な今、宿泊をともなう体験は
ちょっと躊躇されます。
観光名所でもない、ただの田舎の町に
高いお金を遣って泊まろうとは思わないのです。

茅葺きの古い農家に泊まれるとか、
料理がとても良いとかがないと、
人は泊まってくれません。

しかも、私の町の宿泊施設は、
建物も面白くなく、部屋も狭い。
料理が旨いという評判も聞いたことがありません。
露天風呂もありません。

そんなところに、
大人1人12.000円も出すはずはないのです。

旅館ホテルの競争が激しい今、
露天風呂はあってあたりまえです。
人気があるのは、露天風呂付き客室となっています。
しかも料理は豪華。プレゼントもあったりします。

そんなところでも、
7.800〜9.800円で泊まることができます。
実に安くなっています。

ちょっと前の民宿の値段です。
今、民宿でこの値段を出せば、
とんでもない料理を食べることができます。

そんな時代に、何の特長のない施設に
12.000円は出しません。

体験にやって来た人に対しては、
4〜5.000円くらいにならないものでしょうか。

旅行業界の常識として、無駄に空けておくくらいなら、
安くても人を呼ぶようにしなければならない、
というのがあります。
この考えを持たないと、客室稼働率は上がりません。
根底から経営を考え直すのなら別ですが。

みなさんのまち・村ではどうでしょう。
特に行政が作った施設では、
このような問題が多いのではないでしょうか。

赤字は補助金で穴埋め。
それがあたりまえになっていて、努力をしません。

そんなところは、
まち・村の体験イベントだから安くしてくれ、
といっても聞き入れません。
では、どうすればいいのでしょうか。

体験民宿をやってくれる人を探す方法もあります。
行政からの命令として、施設に強制的に
協力させることも考えなくてはなりません。

いずれにしても、宿泊費を安くすることが、
来訪者を長く滞在させることにもつながるのです。

1日でも長くいれば、まち・村の良さを
もっと知ってもらうことができます。

また、宿泊費が安ければ、
いろんな体験プログラムを一度に楽しめます。
すると、別のプログラムが実施される時には、
また来ようと考えるのです。

体験イベントに絡んだ宿泊費は、“とにかく安く”です。


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posted by 佐藤きよあき at 11:08| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

利用しやすい体験施設。

八ヶ岳高原に行った時のことです。
小淵沢の貸別荘に泊まり、
その周辺と清里の方を見てまわりました。

すごいところだ、というのが率直な感想です。
広い範囲にわたって、お洒落なお店やペンション、
牧場、農場、美術館、体験施設などが、
たくさん建っています。

これほどまでに大きな観光地はあまりありません。
1ヵ月くらい滞在しないと、
じっくりとは遊べないでしょう。

細かな話はしませんが、
この旅でひとつ感心したことがあります。
体験施設の数としくみです。
とにかく、あらゆるところで、いろんな体験ができます。

陶芸や押し花、そば打ち、アクセサリー作り、乳しぼり、
野菜収穫などが、あちらこちらで行なわれています。

目的のところが実施日じゃなくても、
別のところで何かは体験できます。
体験目的で来た人には、都合の良いところです。
今日はできないのか、とあきらめなくても良いのです。

思い出づくりが手軽にできるのです。
『いつ行っても何かができる』。
これは、大きな特長になります。

小淵沢に、「スパティオ体験工房」
というところがあります。
ここは、1つの建物の中が、
体験教室ごとに区切られており、
営業時間内・休館日以外は、
いつ行っても体験することができます。

陶芸、押し花、機織り、フェルト作り、
ステンドグラスなど、12種類ほどが体験できます。
これだけ選択肢があると、来訪者の幅も広がるでしょう。

また、ここの敷地内には、ホテル、温泉、
レストランもあり、多くの客を集めることができます。

ここで注目したいのは、
『たくさんの種類の体験メニューが、いつでもできる』
ということです。

最近のグリーンツーリズムの流行で、
小さなまち・村でも、体験メニューを用意していますが、
イベントのような体験を単発で行なっているだけで、
“いつでもできる”ではありません。

木工や押し花なども、その都度、会場や材料を用意して、
しかも客の方は、
前もって予約しなければならないのです。
これでは、なかなか客は増えません。

木工体験館などは全国で見られますが、
「木工しかできない」。

役場のお固いシステムや予算、
人材などの問題もあるでしょうが、
できれば、「スパティオ」のような
複合体験施設を作りたいところです。

なにも新しい建物を作ることはありません。
空農家や廃校を利用すれば良いのです。
その方がかえって都会の人には面白がられるでしょう。

いちいち予約を取って、その時間に行って……
ということが、多くの人にとっては
非常に面倒なことです。

さらに、メニューが1つでは、
単純に考えても10のメニューを持つ施設より、
10分の1の人しか興味を持たないことになります。

実際に来る人の確率はさらに低くなります。
多くの人に興味を持ってもらうためにも、
できる限り多くのメニューを揃え、
1つの場所でできるようにすることが大切です。


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posted by 佐藤きよあき at 14:43| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

“○○体験”の値段は、どうすれば?

全国グリーンツーリズムの体験やイベントの概略が
紹介されている冊子を見ていると、
面白い体験メニューが増えてきたことと、
民宿・ペンションが、
「体験型」になってきていることがわかります。

いろんな地方で、
さまざまな取り組みが進んでいることは、
非常にいいことです。

その分、競争が激しくなり、
他とは違うメニューを考えなければならないのですが。

のんびり、うだうだ、
ボッーとしている場合ではありません。
計画があるなら、
いち早く行動に移さなければいけません。

しかも、他とは違うメニューで。
どこかであったなあ、とすぐに思いつくようなものでは、
人は来てくれません。

もうひとつ、気になったことがあります。
○○体験の参加費・体験料です。

どうしてこんなに高いんだと思うところと、
これは安い、行ってみたいと思うところがあることです。
つまり、同じような体験なのに、
値段に差があり過ぎるのです。

たとえば、和歌山県の田植え体験は「3000円」。
同じ田植えを徳島県でやると
「1000円(お弁当付)」。

わら草履づくりは、
前者「1800円」に対し、後者「800円」。

この違いは何でしょう?
実施している組織の違い宿泊が絡んだりするので、
差が出ているようです。
これは仕方のない部分もありますが、
あまりにも差があり過ぎです。

前者は、それだけで“儲けよう”という
気持ちが見えているような気がします。

確かにグリーンツーリズムは、
ビジネス」として考えなければならないのですが、
それだけで収益を出そうとせず、
他の付加価値部分で儲けるべきです。

あくまで人に来ていただくための手段・宣伝費として、
もう少し安くすべきです。

これに対して徳島の体験は、
宿泊施設が実施しているのですが、
宿泊客に限定しているわけではありません。

宿泊する人で収益を上げる+体験メニューで
宣伝しているのです。

体験の料金は、
「赤字にならない程度で、できるだけ安く」が理想です。
儲けようとせず、
手間賃が出れば良いくらいに考えましょう。

その場で、農作物や工芸品を売ったり、
温泉に入ってもらったり、宿泊してもらったりすれば、
儲けは出るはずです。

付加価値のビジネスを考えれば良いのです。
体験が安ければ、人は来ます。
人が来れば、宣伝をしなくても
モノ・サービスは売れます。
つまり、儲かるのです。


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posted by 佐藤きよあき at 09:42| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

メールマガジンを活用しろ。

まちづくり・村おこしを実践しているものの
来訪者・移住者が増えない。
ホームページも作ったが、あまり見てもらえない。

そんな悩みも多いことでしょう。
それは、宣伝不足に他ならないのです。

アイデアも悪くないのに人が集まらないのは、
それを人びとが知らないからです。
もっと広くアピールしなければ、
興味さえ持ってもらえません。
では、どうすればいいのでしょうか。

これまでの発想だと、新聞雑誌に広告を打ったり、
旅行代理店に依頼するところですが、
それでは広告費やマージンがかかり、
長続きしなくなります。

マスコミに記事として取り上げてもらえれば、
無料で宣伝できますが、
その場合はアイデアにインパクトがなければなりません。
また、掲載されたとしても
1回限りであることが多いのです。

そこで、「メールマガジン」の発行をお奨めします。

イベント情報はもちろん、
地域の面白いこと・面白い人、産品情報、遊び、
宿泊情報など、都会の人が知りたがる、
読んでいて楽しい情報を流すのです。
むろん、定期的に。

現在、グリーンツーリズムや田舎暮らしに
興味を持っている人はたくさんいます。

私は以前「実践的・田舎暮らし入門
というメールマガジンを発行していましたが、
2500名の読者がいました。
田舎の良いところ・悪いところを
書いていただけのものに、
これだけの読者がいてくれたのです。

同じようなマガジンも多くあったので、
その読者数も考えれば、田舎に興味ある人は、
とても多いことがわかります。

これを使わない手はありません。
宣伝もできれば、直接モノを売ることもできます。

また、マスメディアと違って、
対象を絞り込んだアプローチができます。
これが、最大のメリットだと言えます。

今すぐ始めてください。
ITの世界は“また明日”は通用しません。

最後に、読者が多いメールマガジンの
特長を書いておきます。

懸賞やハウツーものは別として、
ライターの個性が出ているものには、
多くの読者がついています。
企業からのものでも、ビジネス向けでも、
私的なものでも、情報の多さではなく、
ライターの面白い個性が出ているものです。

追伸:現在、ブログを活用する方が増えていますので、
   そちらも検討された方が良いでしょう。


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posted by 佐藤きよあき at 10:46| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

マスコミに売り込め!

どれほど良いまちづくり・村おこしをしていても、
それが世の中に伝わっていなければ、
効果はまったくありません。人は来ないのです。

そこで、非常に効果的な宣伝活動の方法を書いてみましょう。

それは、「プレスリリース」「ニュースリリース」
と呼ばれるものを作り、マスコミに配りまくれ、
というものです。

どういうものかと言うと、新聞や雑誌、テレビ
取り上げて欲しい事柄を書面にまとめて、
積極的に情報を流すのです。

企業が、新商品や新事業のことを
知らせる場合にこれを配ります。

この方法は、何も企業しかできないことではありません。
市町村や個人がやっても構わないのです。
ただ、取り上げるかどうかはマスコミの自由ですが。

まちづくり・村おこしのことを地元の新聞などに
“取り上げて欲しい”と依頼することはよくありますが、
地元でやってどうするのでしょうか。
まわりの人間だけを集めても仕方ありません。

もっと広い地域の人に知ってもらわなければ、
大きな成果は得られません。

そこで、「プレスリリース」を
郵送でもFAXでもいいから、
大都市圏のマスコミへ流すのです。

マスコミはいま、情報探しに必死です。
面白いネタ、変わったネタを探しまわっています。
必ずどこかが問い合わせてくるはずです。
その時にひとがんばりが必要ですが。

面白いということを必死に売り込むことです。
また、詳しい資料も揃えておくことが大切です。
一度ダメなら、二度、三度。
きっと、取材陣がやって来ます。

「メールマガジン」と「プレスリリース」、
それと「ホームページ」。
これらを駆使して積極的に売り込めば、
宣伝効果は絶大なものとなります。
ただし、「ホームページ」は“作っただけでそのまま
ではダメですが。

私も「メールマガジン」と「ホームページ」が
キッカケで、東京のテレビ番組から
「出演する気はあるか」というような連絡を
2件もらったことがあります。

ぜひ出演して欲しい、というわけでもありませんが、
出演の候補になっていたのです。

テレビに出るほどのことはやっていないので
お断りしましたが、売り込んでもいないのに、
私のことを調べて連絡して来たのです。

「メールマガジン」と「ホームページ」だけで、です。
これほど、情報の力は大きいのです。

『積極的に』が大切です。
ぜひ、みなさんのまち・村でも、
マスコミに売り込んでください。

何でもそうですが、“ダメもと”です。


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posted by 佐藤きよあき at 11:31| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

積極的な情報発信とプロモーション活動が重要。

何をやるかが決まったら、
広告・PRをしなければなりません。
これは誰にでもわかることです。
しかし、その方法が問題。

マスメディアを使って、広告をバンバン打てば話は早い。
でも、これには莫大な費用がかかり、元は取れません。
では、どうすれば?
もっとも効率の良い方法を選択しなければなりません。

まず考えられるのは、DM作戦。
個人宛では効率が悪いので、
対象が多くいそうな宛先を考えます。

たとえば、学校や会社。子供会や老人会。
塾なども反応があるかもしれません。
勉強の間の息抜きに、
田舎で遊ぶことを提案してみても面白いです。
合宿形式でも良いでしょう。

次に、雑誌や情報誌への投稿です。
田舎暮らしやアウトドア雑誌に
広告を載せるのも良いのですが、
読者欄などへ投稿するのも
効果があるのではないでしょうか。

しかも、無料です。
掲載してもらえるかどうかはわかりませんが、
ダメでもともとです。
結構読者は、細かな情報を探しているものです。

また、ニュースリリース
(マスコミ用に概略を説明したもの)を作り、
雑誌や情報誌の出版編集部、テレビ
国の機関(まちづくり・村おこしの情報誌を出している)
などにバラまいても良いでしょう。

こうしたところは、たえず情報を探しているので、
興味を持ってくれるかもしれません。
記事や番組の情報として取り上げてくれれば、
マス広告と同じくらいの効果が期待できます。

インターネットの利用も考えたいところです。
まちや村のホームページを作っても、
そのままほったらかしのところが多くあります。
サーチエンジンへの登録さえ
していないところもあります。

何もしなければ、誰も見てくれないし、
誰も来てくれません。
常に情報は更新しなければならないし、
見る人が楽しめる、役立つ情報でなければいけません。

ホームページを作ったけれど効果が無い、
ということをよく聞きます。
こうしたグチは、
努力を怠っているからに過ぎないのです。
新しい情報を流し続けることが大切です。

ホームページの更新が難しければ、
メールマガジンを発行しても良いでしょう。
発行はいたって簡単。
文章さえできれば、すぐに流せます。

その中味ですが、単なるまち・村の紹介だけでは、
誰も登録してくれません。
読者が興味を示す内容が必要です。

まち・村の面白い出来事や面白い人、職人の話、
産品の紹介(販売も)、農業・漁業の本音話など、
あまりテレビ・雑誌では
見聞きできない内容が良いでしょう。

時には、読者プレゼントを実施するのも
非常に効果があります。
読者を増やすための手っ取り早い手段です。

いかがでしょうか。他にも方法はありますが、
比較的簡単にできる
情報発信&プロモーションを考えてみました。
これらを組み合わせて、
効率良く広告・PRを行なってください。


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posted by 佐藤きよあき at 10:18| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

起業家を育成・支援しろ。

八ヶ岳高原に行って感心したことのひとつが、
個人が小さなお店をオープンさせているケースが
非常に多いということです。

手作り家具ガラス工芸、陶芸、染色、
ギャラリー、カフェ、ケーキ屋、レストラン、
パン工房、そば屋……
きりがないほど、さまざまなお店があります。

元々観光地で人がたくさんやって来るので、
それを目当てに開店しやすいということはありますが、
そのパワーは見習うべきです。

田舎には働く場所がない、
ということはよく耳にしますが、
そのための雇用の機会を創るのも、
まちづくり・村おこしの目的です。

しかし、そう簡単には進みません。
行政頼みでは、まったく期待できません。

ならば、個人で起業することを
推奨してはどうでしょうか。

もちろん、そのための学習機会の提供や
強力なバックアップが必要ですが。

最近、多くの市町村で
「起業塾」なる講習会が行なわれていますが、
それだけで終わっている場合が多くあります。
支援策がまったくありません。

大きな都市では、IT基盤の整備された
レンタルスペースなどを
提供してくれるところもありますが、地方では皆無です。

所詮、県や国から「起業」を推進しろと言われたから、
一番簡単なことをやっているだけです。

この「起業」をもっと掘り下げて、
具体的な策を実施していくことも
まちづくり・村おこしにつながるのではないでしょうか。

新しい産業が発展するかもしれないし、
観光地に化けるかもしれません。

働く場があるということは、
田舎にとっては大きな意味を持ち、
地域の活性化につながるものです。

可能性を秘めた人間は、まわりにたくさんいるはずです。
それを見つけ出すのは、行政であり、
まち・村おこしの組織なのです。

起業家がたくさん出てくれば、
地域の可能性は飛躍的に広がって行くことでしょう。


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posted by 佐藤きよあき at 14:34| 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

すべてのまちづくり・村おこしは、雇用創出につなげるべき。


何のために、まちづくり・村おこしをするのかを
よく考えてください。
人がたくさん遊びに来てくれればいいのですか。
移住者が増えればいいのですか。
そうではないですよね。

来訪者・移住者はもちろん、
昔からまち・村に住み続けている人たちが、
生き生きとした時間・暮らしを送れるようにするのが、
目的であるはずです。

だとすると、その目的を果たすために
必要なものは何かを考えることが大切です。

心豊かに生きるためには、美しい環境、楽しい家庭、
美味しい食事、そして、最低限必要なものが
買えるお金がなければいけません。

キレイごとを言っていても仕方がありません。
特に田舎は賃金が安いため、
どうにかしてお金を得る方法を
考えなくてはならないのです。

主婦がパートに出たり、山菜を採ってきて売ったり、
モノをつくる内職をしたり。
それが当り前のこととなっています。
仕事があればいい方で、
つねにみんなが働く場を求めています。

一番の問題は、
若い人たちの働く場が非常に少ないことです。
一部の人は、縁故で入れたりしますが、
ほとんどは自力で探す他ありません。
これが、ないのです。

あっても、おもいっきり給料が安かったり、
いまどき日曜だけの休みだったり、
交通費さえ出なかったりします。

田舎は車通勤が当り前なのに、
仕事がないことを逆手にとって、
ガソリン代さえ出さないのです。
これでは、みんなが
都会へと流出するのは仕方がありません。

過疎だ、過疎だ!と文句ばかり言っていてもだめです。
まず行動を起こさねば。

よく考えられるのは、会社や工場を誘致することです。
雇用が拡大されると期待します。
しかし、高度成長期でもない今の日本で、
数十人から数百人も雇用される機会が
生まれるわけはありません。

まちづくり・村おこしをしようと
立ち上がるところもありますが、
単なるイベントどまりで終わる例がたくさんあります。

これは、人が来ればまち・村が活性化される、
と安易に考えているからです。

農業関係では、売れる作物を作ろうと
考えるのは良いのですが、
だいたいどこかのモノマネです。

新種の野菜が評判になっているから、これを作ろう。
海外から新しい花が入って来たから、
これを作れば売れる。
という具合に、です。

それは、言い出しているのが役場だったり、
JAだからです。
本当に儲けたいという気持ちのない人間に、
アイデアは生まれません。

「お金を生み出す」ということは、非常に重要なのです。

心豊かに暮らすためのお金。
それを得ることが難しい田舎。
働く場のない若者。若い世代のいない過疎のまち・村。

つまり、まちづくり・村おこしで
地域を活性化させるには、「お金を生み出す」方法を
第一に考えなければならないのです。

そのためには、観光資源やテーマに合わせた、
新しい産業が必要です。

宿泊施設だったり、特産品の製造業だったり、
飲食店、土産物店、体験施設などなど。
すべてが雇用につながるように考えれば、
若い人の流出も抑えられるのではないでしょうか。

よく田舎では、“お年寄りの生きがいづくり”だとか
“農業の収入アップ”とか言っていますが、
若い人のことを忘れていますし、
農業の人ばかりではないことも見過ごしています。

若い人たちや他の産業の人、会社勤めの人は、
自分たちで何とかするだろうと考えているのでしょうか。
それをなおざりにしているから、
都会に流出し、過疎となるのです。

もっと若い世代のことを考えるべきです。
世話をしろと言っているのではありません。
“機会”を創り出す方法を考えて欲しいのです。

若い人が地域に増えれば、それだけでも
賑やかな、活気のあるまち・村になるのです。


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posted by 佐藤きよあき at 16:00| Comment(0) | 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

地域の“力”となる「地産地消」。

「地産地消」。
“地元で生産された農作物や産品は地元で消費しよう”
という考え方あるいは活動のことです。

地域でモノを循環させるのは、
昔の日本では当り前のことでしたが、流通が発達して、
さまざまな地域のモノが、
大消費地に流れ出すようになってきました。

これによって、
生産地の人が地元のモノを食べることができなくなる、
というおかしなことが起こっています。

商品価値を高め、
全国に知られるまでになった生産地では、
お金が入り、豊かになっていますが、
競争に勝てなかった地域はどうなるか。

低い価値のレッテルを貼られて
細々と生産することになります。

さらに、
生産をやめなければならない場合すら出てきます。

生産品目を変えて成功すれば良いですが、
そう簡単にはいきません。
何か特産品を、と頭を悩ませていますが、
どこかのモノマネであることが多いのです。

海外から変わった作物を導入して、
市場に浸透させようという動きもありますが、
よほど真剣に取り組まなければ、夢は叶いません。

だとしたら、「地産地消」に力を入れる方が、
地域の活力になるのではないでしょうか。

地元で採れた「新鮮」な作物を
「新鮮」なまま地元の人が消費する。

流通コストもかからないから、安くできます。
大きな儲けにはならないかもしれませんが、
確実な収入になります。

地元の人だって、地元の新鮮なモノを食べたいのです。
これによって、
生産者は元気に働くことができるようになり、
消費者も新鮮なモノによって元気な身体になるのです。

「地産地消」が広まり、定着していけば、
その評判を聞いた都会の人が新鮮なモノを求めて、
産品販売所などにやって来るのです。

そうなれば、変わったモノでなくても、
「新鮮」が特産品になるのです。

外に向けて特産品を売ることも
まちづくり・村おこしですが、
地域内流通を推進することも
まちづくり・村おこしにつながることを
覚えておいてください。


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posted by 佐藤きよあき at 14:47| Comment(0) | 基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする