小淵沢の貸別荘に泊まり、
その周辺と清里の方を見てまわりました。
すごいところだ、というのが率直な感想です。
広い範囲にわたって、お洒落なお店やペンション、
牧場、農場、美術館、体験施設などが、
たくさん建っています。
これほどまでに大きな観光地はあまりありません。
1ヵ月くらい滞在しないと、
じっくりとは遊べないでしょう。
細かな話はしませんが、
この旅でひとつ感心したことがあります。
体験施設の数としくみです。
とにかく、あらゆるところで、いろんな体験ができます。
陶芸や押し花、そば打ち、アクセサリー作り、乳しぼり、
野菜収穫などが、あちらこちらで行なわれています。
目的のところが実施日じゃなくても、
別のところで何かは体験できます。
体験目的で来た人には、都合の良いところです。
今日はできないのか、とあきらめなくても良いのです。
思い出づくりが手軽にできるのです。
『いつ行っても何かができる』。
これは、大きな特長になります。
小淵沢に、「スパティオ体験工房」
というところがあります。
ここは、1つの建物の中が、
体験教室ごとに区切られており、
営業時間内・休館日以外は、
いつ行っても体験することができます。
陶芸、押し花、機織り、フェルト作り、
ステンドグラスなど、12種類ほどが体験できます。
これだけ選択肢があると、来訪者の幅も広がるでしょう。
また、ここの敷地内には、ホテル、温泉、
レストランもあり、多くの客を集めることができます。
ここで注目したいのは、
『たくさんの種類の体験メニューが、いつでもできる』
ということです。
最近のグリーンツーリズムの流行で、
小さなまち・村でも、体験メニューを用意していますが、
イベントのような体験を単発で行なっているだけで、
“いつでもできる”ではありません。
木工や押し花なども、その都度、会場や材料を用意して、
しかも客の方は、
前もって予約しなければならないのです。
これでは、なかなか客は増えません。
木工体験館などは全国で見られますが、
「木工しかできない」。
役場のお固いシステムや予算、
人材などの問題もあるでしょうが、
できれば、「スパティオ」のような
複合体験施設を作りたいところです。
なにも新しい建物を作ることはありません。
空農家や廃校を利用すれば良いのです。
その方がかえって都会の人には面白がられるでしょう。
いちいち予約を取って、その時間に行って……
ということが、多くの人にとっては
非常に面倒なことです。
さらに、メニューが1つでは、
単純に考えても10のメニューを持つ施設より、
10分の1の人しか興味を持たないことになります。
実際に来る人の確率はさらに低くなります。
多くの人に興味を持ってもらうためにも、
できる限り多くのメニューを揃え、
1つの場所でできるようにすることが大切です。
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